公開データについて

My-IoTでは、内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)によって推進されている 分野間データ連携基盤(CADDE)と連携して、登録されているデータカタログ(公開データ)を検索してダウンロードすることや、エッジアプリから送信され蓄積されたセンサーデータなどのデータを公開データとして外部に公開することができます。

My-IoTで公開したデータは、CADDEを介して、公開・取得可能となっています。
公開されているデータを利用したり、My-IoTのデータを公開データを作成して公開することで、My-IoTと様々なシステムとのオープンな連携やデータの利活用を可能にします。

公開データのアーキテクチャ概要

公開データに関するMy-IoTのアーキテクチャを下記に示します。

My-IoTから外部の公開データを利用する場合

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My-IoTからCADDE利用者コネクタを利用して横断検索を実施し、CADDEの分野横断検索サービスに登録されているデータカタログをIoTストアから検索、確認することができます。

データカタログとして公開されているファイルは、データ提供者の提供形式に応じてIoTストアから直接アクセス、もしくは利用者コネクタ経由でアクセスすることによりダウンロードすることができます。
コネクタ経由でアクセスされる場合は、アクセスの際に利用者・提供者コネクタ間で自動で認証・確認が行われます。

My-IoTのデータを外部に公開する場合

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エッジアプリから送信されたMy-IoTのデータは、My-IoTデータストアに格納されています。データを公開する際には、取得可能なファイルとして作成する必要があるため、利用者が登録した公開データの設定に従って、My-IoTデータストアからデータを取得し、S3バケットへJSONファイルとして格納されます。

公開データ登録時に払い出された公開データへのアクセスURLを、CADDEのデータカタログに登録することで、CADDE経由でのMy-IoTのデータ取得が可能になります。

公開データファイルを取得する際は、CADDEの提供者コネクタからCloudFrontを経由して公開データが格納されているS3バケットへアクセスし、公開データファイルを取得します。
公開データファイルへのアクセスは、WAFによってCADDE提供者コネクタ経由でのアクセス可能なように制限されています。

公開データファイルの仕様

My-IoTで公開できる公開データの仕様は下記のとおりです。

  • JSONファイル形式(utf-8)

  • 1ファイル当たり最大100MB