2. 定義・略語¶
本マニュアルで使用している定義や略語について記載します。
2.1. 定義・略語一覧¶
利用者¶
My-IoTアカウントを使用して、IoTストアでエッジの管理やIoTシステムの構築を行うユーザーのことです。
開発者¶
My-IoTアカウントを使用して、エッジアプリやクラウドアプリなどのアプリやプログラムを開発し、IoTストアに登録、公開を行うユーザーのことです。
テナント¶
My-IoTアカウントやMy-IoTに登録したMy-IoTエッジ、構築したIoTシステムなどのリソースを管理する単位です。
テナントオーナー¶
テナントの管理者となるユーザーです。
テナントオーナーは、テナントに所属させるMy-IoTアカウントの追加や削除、権限の変更などの管理を行うことができます。
テナントオーナーによるテナント管理の詳細については、テナント管理編 を参照してください。
テナントID¶
テナントごとに発行される、テナントを識別するためのIDです。
エッジアプリやクラウドアプリを開発する際に必要になります。
エッジ¶
My-IoTエッジのことです。
一般機¶
My-IoTエッジの動作モードの一つです。
My-IoTエッジのセットアップ後に動作する、通常の動作モードとなります。
動作モードおよび切り替え方法の詳細については、 エッジを管理する を参照してください。
メンテナンス機¶
My-IoTエッジの動作モードの一つです。 エッジのメンテナンスや、エッジアプリケーションを開発するときに設定するモードとなります。 動作モードおよび切り替え方法の詳細については、 エッジを管理する を参照してください。
エッジアプリ¶
エッジアプリケーションのことです。
エッジアプリケーション¶
エッジアプリケーションとは、My-IoTエッジ上にインストールされ動作するアプリケーションのことです。
エッジアプリケーションは、Node-REDで構築されたNode-REDフローと呼ばれるアプリケーションと、その他スクリプトなどのコンポーネントから構成されています。
開発者はエッジアプリケーションを開発し、IoTストア上で公開することができます。
エッジプログラム¶
エッジアプリケーションの一部で、Node-REDフローと同時にインストールすることのできるプログラムです。
エッジプログラムとNode-REDフローを連携させて動作させることで、複雑な処理や既存のアプリケーションを利用することが可能となります。
クラウド¶
My-IoTクラウドのことです。
クラウドアプリ¶
クラウドアプリケーションのことです。
クラウドアプリケーション¶
クラウドアプリケーションとは、My-IoTクラウド上にインストールされ動作するアプリケーションのことです。
クラウドアプリパラメータ¶
クラウドアプリの動作に必要なパラメータ(閾値やIDなど)を、利用者が任意に設定できる機能です。
クラウドアプリの開発者がクラウドアプリパラメータ設定に対応したクラウドアプリを開発することで、利用者がシステムパッケージにクラウドアプリを設定する際にパラメータ設定をすることができるようになります。
クラウドアプリパラメータ設定に対応したクラウドアプリの開発方法などについては、 クラウドアプリケーションの開発 を参照してください。
コネクタ¶
コネクタとは、JSONスキーマによって定義されたデータ形式(インターフェース)のことです。
エッジアプリケーションが送信するデータの形式と、クラウドアプリケーションが利用するデータの形式をコネクタによって定義します。
コネクタをアプリケーションに設定することで、同じコネクタを使用しているアプリケーション同士で共通してデータを扱うことが可能となり、システムを構築することが可能になります。
システムパッケージ¶
システムパッケージは、My-IoTに公開されているエッジアプリケーションとクラウドアプリケーションを組み合わせたシステムの単位です。
利用者はシステムパッケージを作成することでIoTシステムを構築することができます。
システム構築の流れについて を参照してください。
内包コネクタ¶
内包コネクタとは、コネクタに設定されている互換のあるコネクタのことです。
あるコネクタに内包コネクタが設定されている場合、コネクタを使用するアプリは同じコネクタを使用するアプリに加え、内包コネクタを使用するアプリとも連携できるようになります。
例として、コネクタBがコネクタAの内包コネクタに設定されている場合、コネクタAを使用するエッジアプリは、コネクタAを使用するクラウドアプリと、コネクタBを使用するクラウドアプリの両方と組み合わせることができます。
内包コネクタの詳細については、 内包コネクタとは も参照してください。
公開データ¶
公開データとは、IoTストアの外部からアクセス可能なデータのことです。
公開データを作成することで、エッジアプリから送信され蓄積されたデータを外部へ送信することができます。
公開データの作成方法や詳細については、 My-IoTのデータを公開する を参照してください。
IoTストア¶
IoTストアは、My-IoTを利用するためのWebアプリケーションです。
ブラウザでIoTストアにアクセスすることで、利用者はMy-IoTエッジの管理やIoTシステムの構築を行うことができます。
開発者は、IoTストアに公開されるアプリの登録や管理を行うことができます。
My-IoTアカウント¶
利用者および開発者としてIoTストアを利用する際に必要になるアカウントです。
My-IoTコンソーシアムに入会している企業、団体のみサインアップすることができます。
My-IoTアカウントは、複数のテナントに所属することができます。
My-IoTアカウントでIoTストアにログインすることで、所属しているテナントのリソースへアクセスることができます。
My-IoTエッジ¶
My-IoTエッジOSがインストールされた、Raspberry Piなどのデバイスのことです。
My-IoTエッジOS¶
Raspberry Pi OSなどのOSを基に、My-IoTエッジとして動作するために必要なモジュール(Node-RED環境やMy-IoTクラウドとの通信モジュールなど)があらかじめ組み込まれた専用OSです。
My-IoTクラウド¶
IoTストアや、My-IoTデータストア、クラウドアプリケーションのデプロイ先などの、My-IoTとしてサービスを提供しているバックエンド基盤のことです。