6.1. アプリケーション開発について¶
アプリケーション開発の概要¶
My-IoTでは、利用者がMy-IoTエッジ上で動作する エッジアプリケーション と、My-IoTクラウド上で動作する クラウドアプリケーション を組み合わせて システムパッケージ を作成し、システムを構築します。
開発者は、このエッジアプリケーションとクラウドアプリケーションを開発し、IoTストア上で公開することができます。
アプリケーションは様々な開発者が開発・公開することができるため、連携させるためにはそれぞれのアプリケーションが取り扱うデータ形式が一致している必要があります。
このアプリケーションが取り扱うデータ形式を定義したものを コネクタ と呼びます。
同じコネクタを使用したアプリケーションを組み合わせることで、利用者はシステムパッケージを作成し、システムを構築することができます。
そのため、開発者はアプリケーション同士が連携できるようにコネクタを意識して開発を行う必要があります。
アプリケーション開発の流れ¶
エッジアプリケーション¶
エッジアプリケーションの開発の大まかな流れは下記のとおりです。
Step 1. エッジアプリケーションを開発する¶
My-IoTエッジ上で、Node-REDフローやエッジプログラムを開発し、エッジアプリケーションを作成します。
Step 2. クラウドアプリと連携するためのコネクタを登録する¶
Step 1で作成したエッジアプリケーションがMy-IoTクラウドへ送信する際のデータ形式にあわせて、IoTストアにコネクタを登録します。
クラウドアプリが使用しているコネクタをそのまま利用する場合など、すでに公開されているコネクタを利用する場合はこの手順は必要ありません。
Step 3. エッジプログラムを登録する¶
エッジアプリケーションでエッジプログラムを利用している場合は、エッジプログラムを事前にIoTストアへ登録します。
エッジプログラムを利用していない場合はこの手順は必要ありません
Step 4. エッジアプリケーションを登録・公開する¶
作成したエッジアプリケーションをIoTストアへ登録・公開します。
クラウドアプリケーション¶
クラウドアプリケーションの開発の大まかな流れは下記のとおりです。
Step 1. クラウドアプリケーションを開発する¶
AWS CloudFormationファイルやAWS Lambdaスクリプトを開発し、クラウドアプリケーションを作成します。
My-IoTでは、開発用PC上でLambdaスクリプトを開発できるようにするため、ProxyによるMy-IoTデータストアへのアクセス手段を提供しております。
詳細は クラウドアプリケーションを作成する を参照してください。
Step 2. エッジアプリと連携するためのコネクタを登録する¶
Step 1で作成したクラウドアプリが受け取るデータの形式や、連携するエッジアプリが送信するデータ形式にあわせてIoTストアにコネクタを登録します。
エッジアプリが使用しているコネクタをそのまま利用する場合など、すでに公開されているコネクタを利用する場合はこの手順は必要ありません。
Step 3. クラウドアプリケーションを登録・公開する¶
作成したクラウドアプリケーションをIoTストアへ登録・公開します。
開発ガイド¶
エッジアプリケーションとクラウドアプリケーションの仕様や開発ガイドなど、アプリケーション開発に関する詳細については、別途 My-IoT プラットフォーム仕様書 を参照してください。